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今の会社を辞めるのが怖いITエンジニアへ、その恐怖の正体と一歩を踏み出す手順

転職したい気持ちはある。でも、辞めると言い出すのが怖い。次が決まらなかったらどうしよう。職場の人に何を言われるだろう。引き継ぎがうまくいかなかったら責められるんじゃないか——。転職の意欲はあるのに、「辞める」という行為そのものへの恐怖がブレーキになってしまっているエンジニアの方は、想像以上に多くいます。

この記事では、「辞めるのが怖い」という感情を3つの要素に分解し、それぞれのリスクを正確に把握することで、不必要な恐怖を取り除くことを目的にしています。怖さが適切なサイズに収まれば、次の一歩が踏み出しやすくなります。

「辞めるのが怖い」は3つの恐怖でできている

「怖い」という感情は漠然としているように見えて、分解すると3つの要素から成り立っていることがほとんどです。それぞれを切り分けることで、実際にどのリスクを心配しているのかが見えてきます。

恐怖①:次が見つからないかもしれない(経済的リスクへの不安)

最も多くの人が感じているのが、「辞めた後に仕事が見つからなかったらどうしよう」という経済的なリスクへの不安です。収入が途絶えることへの恐怖は、生活に直結するだけに非常にリアルです。

この恐怖に対する現実的な対策は、「在職中に転職活動を完結させること」です。現職を辞める前に内定を得て、入社日を確定させてから退職手続きを進めるのが、リスクを最小化する王道の手順です。多くのエンジニアはこの方法をとっています。「辞めてから探す」必要は、基本的にありません。

恐怖②:職場の人に迷惑をかける・責められる(人間関係への不安)

「辞めると言ったら、上司や同僚にどう思われるか」「引き継ぎで迷惑をかけたくない」という感情は、日本の職場文化に深く根ざした感覚です。「辞める=裏切り」という暗黙の空気がある職場では、この恐怖が特に強くなります。

しかし、労働者には退職の自由があります。法律上は退職の申し出から2週間後に退職できます(民法627条)。就業規則に「1ヶ月前に申し出ること」といった規定がある場合でも、それはあくまで会社内のルールであり、法的拘束力は限定的です。引き継ぎの意思は示しつつも、退職の意思を伝えることは、法的に保護された権利です。

また、「迷惑をかけたくない」という気持ちは誠実ですが、あなたが辞めることで会社が本当に困るなら、それはあなた一人への依存が高すぎる職場環境の問題でもあります。個人の退職で揺らぐ組織は、いつかは改善される必要があるのです。

恐怖③:新しい環境がうまくいかないかもしれない(未知への不安)

今の会社に慣れているからこそ、「新しい会社でうまくやれるだろうか」という不安が生まれます。知らない技術スタック、知らない人間関係、知らない文化——未知の要素が多いほど、不安は膨らみます。

この不安に対しては、「情報を増やすこと」が最も効果的な対策です。転職先の情報を事前に徹底的に調べる——OB訪問、カジュアル面談、口コミサイト(OpenWork等)、面接での質問を通じて、入社前にできる限り「未知」を「既知」に変えていくことです。完全にはわからなくても、情報量が増えるほど不安は小さくなります。

「在職中転職」を実現する具体的な手順

「辞めるのが怖い」という感情を最も実践的に解消する方法は、「辞める前に内定を得る」という事実をつくることです。そのために必要な手順を整理します。

手順1:転職エージェントに登録し、現状を整理する(1週間以内)

まずエージェントに登録し、自分の市場価値と転職可能性を客観的に把握します。「今すぐ辞めたいわけではないが、転職の可能性を探りたい」という相談でまったく問題ありません。エージェントとの初回面談は平均1〜2時間で、自分のスキルや経歴を整理するだけでも大きな価値があります。

手順2:職務経歴書を作成し、応募を開始する(2〜3週間以内)

エージェントのサポートを受けながら職務経歴書を作成し、気になる求人に応募します。在職中の場合、面接日程は「有給休暇の活用」「早朝・夜間のオンライン面接」「昼休みを活用した電話面接」などで調整できます。面接の日程調整についてはエージェントがサポートしてくれます。

手順3:内定後に退職を申し出る

内定が出て、入社日が確定してから退職を申し出るのが理想的な流れです。「○月○日に入社することが決まりました。お世話になりましたが、退職させてください」と伝えると、退職の理由を深掘りされるリスクも減ります。

退職の申し出は直属の上司に対して行います。先に同僚に話すと情報が拡散してトラブルの原因になることがあるため、順序として上司→人事→同僚の順番を守ることが重要です。

「辞めないリスク」にも目を向ける

「辞めるリスク」ばかりを考えていると、「辞めないリスク」が見えにくくなります。しかし、現職にとどまり続けることにもリスクは存在します。

特にエンジニアにとって深刻なのが、「スキルが停滞するリスク」です。技術的な成長機会が少ない環境に長くいると、市場価値が徐々に下がっていきます。30代になってから転職を試みたとき、5年前なら通用したスキルセットが通じなくなっている——という状況は、IT業界では珍しくありません。

「今辞めるのが怖い」というリスクと、「5年後に転職できなくなるリスク」を比較したとき、どちらのリスクが大きいかを冷静に判断することが必要です。

まとめ:怖さを3つに分解して、ひとつずつ対処する

「辞めるのが怖い」という感情は、「経済的リスク」「人間関係への不安」「未知への恐怖」という3つの要素でできています。それぞれの正体を知れば、対処法も見えてきます。

経済的リスクは「在職中に内定を得ること」で大幅に軽減できます。人間関係の不安は「退職は権利である」という事実を知ることで和らぎます。未知への恐怖は「転職先の情報を増やすこと」で小さくできます。

怖さを漠然と抱えているより、正体を知って対処する方が、はるかに前に進みやすくなります。まずは、転職エージェントに相談するという最初の一歩から始めてみてください。

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